マイクロ法人の給与計算、何を使うべき?一人社長なら“これで十分”という結論

マイクロ法人

一人社長にとって、毎月の給与計算や税務申告は「避けては通れないけれど、できるだけ時間をかけたくない」業務の筆頭ですよね。

「自分一人の給料を計算するだけなのに、高いソフトは必要?」「税金の申告はどうすればいい?」そんな疑問を抱えているあなたへ。

今回は、一人社長が最低限知っておくべき「所得税の納付ルール」と、「コスパ最強の給与計算ソフト」を徹底比較して解説します。結論から言うと、一人社長なら多機能な高額ソフトは不要です。


忘れてはいけない!一人社長の「所得税申告」ルール

会社を設立して自分に役員報酬を支払うようになると、会社は「源泉徴収義務者」になります。つまり、自分の給料から所得税を天引きし、国に納める義務が発生します。

ここで必ず覚えておきたいのが「納期の特例」という制度です。

原則は「毎月」納付、でも特例なら「年2回」

本来、源泉徴収した所得税は「給与を支払った翌月の10日まで」に毎月納付しなければなりません。しかし、一人社長(従業員10人未満)の場合は、税務署に申請を出すことで年2回のまとめ払いが可能になります。

  • 7月の申告: 1月〜6月支払分の所得税を7月10日までに納付
  • 1月の申告: 7月〜12月支払分の所得税を1月20日までに納付

この特例を利用すれば、毎月の面倒な振込作業が年2回に削減されます。給与計算ソフトを選ぶ際も、この「1月と7月の集計」がスムーズにできるかどうかが一つのポイントになります。


給与計算ソフト4社を徹底比較

一人社長がよく検討候補に挙げる主要4ソフトを比較表にまとめました。
(※料金は2026年現在の一般的なプランに基づきます)

ソフト名月額コスト(目安/税込)メリットデメリット
マネーフォワード クラウド給与約3,278円〜会計ソフトとの連携が非常に強力。自動仕訳で経理が楽。一人社長には基本料金が高めで、機能が過剰。
freee人事労務約2,420円〜勤怠から給与計算、年末調整までUIが直感的で初心者向き。給与計算単体での利用だと割高感がある。
ジョブカン給与計算1ユーザー 440円〜1名から利用可能で、使った人数分だけの低コスト運用ができる。勤怠管理など他シリーズとの連携が前提の設計。
フリーウェイ給与計算永久無料(5人まで)5人までなら全機能無料。 法定調書や納付書の作成も可能。UIがやや古風。外部会計ソフトとの自動連携は限定的。

各ソフトの特徴と一人社長への相性

マネーフォワード・freee:バックオフィス全体を自動化したいなら

これらは「給与計算」単体というより、会計や経費精算も含めたエコシステムです。既にこれらの会計ソフトを使っていて、「1円の狂いもなく自動で会計帳簿に反映させたい!」という効率化重視の方には向いています。ただし、一人分の計算に毎月3,000円弱払うのは、コスト意識の高い社長には少し抵抗があるかもしれません。

ジョブカン:拡張性を考えるなら

将来的に従業員を増やす予定があるなら、ユーザー単位課金のジョブカンは選択肢に入ります。しかし、一人社長の段階では設定の細かさが逆に手間に感じることもあります。

フリーウェイ給与計算:一人社長の「正解」

今回の比較で最も注目すべきが「フリーウェイ給与計算」です。
驚くべきことに、従業員5人までなら期間制限なく「無料」で使い続けることができます。


なぜ一人社長は「フリーウェイ」で十分なのか?

一人社長の給与計算は、実はそれほど複雑ではありません。
毎月の役員報酬は一定であることが多く、変動するのは社会保険料の改定時期や、所得税の計算くらいです。

フリーウェイが一人社長に最適な理由

  1. ランニングコストが「ゼロ」
    固定費を削りたい起業初期において、毎月数千円のサブスク費用が浮くのは大きなメリットです。
  2. 所得税の集計機能がしっかりしている
    先述した「1月と7月の納付」に必要な集計表も簡単に出力できます。
  3. 年末調整まで対応
    無料版でも年末調整の計算や源泉徴収票の作成が可能です。一人分ならこれで完結します。

結論:迷ったら「フリーウェイ給与計算」から始めよう

「多機能なソフトの方が安心かも…」と思うかもしれませんが、一人社長にとって最大の資産は「時間」と「現金」です。

大手ソフトの便利な自動連携機能は、従業員が10人、20人と増えて初めて真価を発揮するものです。自分一人の給料を計算するだけなら、フリーウェイ給与計算で必要な機能はすべて揃います。

まずは無料で始められるツールで賢く節約し、浮いた資金を本業の投資に回しましょう!

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